北日本の食文化を味わえる具だくさんな汁物
ひっつみとは
ひっつみは、小麦粉で作った団子入り汁物で岩手県の内陸方面が発祥の伝統的な郷土料理。名前の由来は「小麦粉を引きちぎって鍋に入れる」ことを「ひっつまむ」と言うことからはじまったとか。地域によっては「ひっつめ」とも呼ばれています。以前はお米の代わりに主食としてひっつみが食べられていた時代もあったようです。具は地域や家で大きく違い、おおよそ山間部では肉、沿岸部では魚介類を主体に使っており、そのせいもあって味付けもさまざま。主にしょうゆベースのさっぱりしたものですが、もし観光に行かれた際は色々なところで味わってみると面白いかもしれません。団子の食感はツルンとして喉越しが良く、噛み応え十分。その土地ならではの魚介類や野菜をだし汁にして煮込むので、まさにご当地グルメにふさわしい逸品といえるでしょう。
ひっつみのおすすめポイント
- 具だくさんでその土地ならではの味わいがある
- 団子の喉越しが良く、噛み応え十分
- 具も味付けもさまざま
- しょうゆベースでさっぱりいただくのが本場
- 素朴な味わいがまさにおふくろの味